因島大橋を自転車で渡る

しまなみ海道サイクリングのガイドブック(初心者向けプラン集)の『しまなみ島走PLAN』執筆のため、向島&因島へ取材と撮影に行ってきました♪

 

しまなみ島走PLAN > https://www.cyclo-shimanami.com/shimanami/toso-plan/

 

 

向島~因島を結ぶ因島大橋

しまなみ海道をサイクリングすると、全部で6つの橋を渡ります。この、因島大橋だけが上下2階建ての構造で、上が車道、下が自転車・歩行者となっているのが特徴です。全長は1.3㎞、海上約58mの高さを走って行きます。

因島大橋の全景
因島大橋の全景

足下は“布刈瀬戸(めかりせと)”と呼ばれる海で、1日に400隻もの大型船が航行します。ひとケタ国道のような重要な航路なんですね。左手には因島東部の樹木におおわれた海岸線が見えます。右手には、岩子島の背後に尾道から三原への国道2号線が延びる海岸線が見え隠れしています。

 

風景を遠望しながら走っていると、橋の骨組みが視界の邪魔にはなりますが、これは三角形の骨組みを寄せ集めて造られたトラス橋の特徴なので、フムフムと思っててくださいな。

 

 

向島から因島大橋へ

 

向島を走り終えて、最初の橋へ上っていきましょう。軽快車でもペダルが踏めるように勾配を緩やかにした坂道です。登坂は約1.4㎞、標高差はおよそ58m。ビル15階の高さぐらいまで上ります。ココが後の道のりのバロメーターです。キツクくてペダルが回せない様なら、ムリせず自転車を降りて押しましょう。先はまだ長いですから。

向島・立花地区から因島大橋へ
向島・立花地区から因島大橋へ

ちなみに、この登坂道は歩行者、自転車、125㏄以下の自動二輪車のみ通行可能です。車の出入口とは離れた別の場所になります。

 

道沿いは木立に囲まれていて、真夏でも日陰があり、暑さをしのぎやすいので助かります。眺望はきかないので、黙々と上りましょう。人によりますが5~8分ほどで、クネクネとした坂道が終わり、因島大橋が忽然と現れます。

因島大橋へと登るクネクネとした坂道、無理なら押して
クネクネとした坂道、無理なら押して

下から見上げた時には「あんな所まで上れるのか?」と思う人が多いのですが、コツコツと前に進んでいると、いつの間にかこんな高さまで上がって来られるんですネ。何とか今治まで行けそう。

因島大橋は四方八方囲まれた中を走る
四方八方囲まれた中を走る

さあ、海を渡り対岸の因島を目指しましょう。

 

 

因島大橋のおすすめ写真スポット

 

・大規模自動車道向島休憩所
東屋とベンチのある休憩スポットから因島大橋の全景が見える。

 

・はっさく屋
はっさく大福が有名な「はっさく屋」店内の休憩スポットから。

 

・白滝山
因島の名山、白滝山の頂上の展望台からは因島大橋が見下ろせる。

 

 

因島大橋を望む
因島大橋
住所尾道市因島大浜町~尾道市向島町立花
料金自転車通行料金50円(無料化中)
営業時間24時間通行可能

 

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Profile

宇都宮一成うつのみやかずなり

自転車好きが高じて10年かけて夫婦でタンデム自転車による世界一周を敢行。88カ国を巡った。帰国後、NPO法人シクロツーリズムしまなみでポタリングガイドとして島走中。しまなみ海道の魅力再発見のため島々をすみからすみまで走る回る毎日を過ごしている。

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