カフェ 遠見茶屋(大島)

【しまなみオススメMAP・大島】しまなみ海道・大島の北にある標高232mの展望地「カレイ山」。その山頂にカフェ「遠見茶屋」があり、魚をベースに作ったスープを使ったカレーライスが、ヒルクライム好きのサイクリストに評判となっています。カレイ山でカレーライスというネタのような話ですが、日によっては早々に売り切れてしまうことも。本当に絶品なんです。

 

大島の北にある展望地「カレイ山」

大島に「カレイ山」という小高い山がある。何故カタカナ標記で「カレイ山」という名前が付いたのか?それは現在調査中なので、解かり次第しだいご報告したいと思う。

 

カレイ山展望台は、絶景のビュースポットとして知られているが、ここに「遠見(とおみ)茶屋」というカフェが去年夏にオープンした。 地元の「NPO法人 能島の里を発展させる会」のメンバーが2年間かけて建設し運営も行っている。

しまなみ海道・大島のカレイ山山頂のカフェ
しまなみ海道・大島のカレイ山山頂のカフェ

一歩足を踏み入れると、「わぁ?」という歓声が思わず口をついて出る!崖に張り出したようなテラスがあり、宮窪漁港、能島などが一望できる。ガラスもないので、開放感は抜群で、風や匂いも感じることができる。これほどの借景を、私は見たことがない。

 

山頂の遠見茶屋の名物、カレーライス

こちらの遠見茶屋の名物メニューが、5月から販売されているカレーライスだ。カレイ山でカレーライス。冗談のようなホントの話だ。このカレーが、そんじょそこらにある代物ではない。東京で活躍されているシェフと、あることから縁が生まれ、そのシェフから直々に伝授されたレシピが元になっているのだ。

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地元で水揚げされた魚をベースに作ったスープ、もちろんその材料・配合は、トップシークレットだそうだ!

 

さっそく注文した。噂はかねてより聞いていたが、いよいよご対面。素揚げしたと思われる地元産の季節野菜など(この日は、なすび・かぼちゃ・アスパラ・おくら・タコ)がトッピングされていて、ルー自体に具はない。

カレイ山で絶品のカレーライス
カレイ山で絶品のカレーライス

一口食べてみて、名物メニューであることに合点がいった。口に運ぶとすぐ、複雑に絡まりあい溶け合った香辛料のテイストが広がる。その後から、魚類の旨味が、じわぁ?っと染み出してくるのだ。絶妙のハーモニーというと、使い古された言葉になってしまうが、各食材の持ち味が何乗にもなってコクを出している。「お見事です…」、料理にうとい私でも、時間と手間をかけて作っていることが容易にうかがえる。

 

この「遠見茶屋のカレーライス」は、1日限定25食。当日立ち寄られたお客さんにお出しする数が確保できないことがあるため、 電話予約は、10食までとなっている。営業日は、土曜・日曜・祝日のみ。スタッフの方たちは、主婦や仕事を持たれている方なので、これ以上 営業日や限定数を増やすことはできないそうだ。大島に出かけられる方!可能であれば日程は週末にして、ぜひぜひ召し上がれ!!島の風景、絶品カレーライスに、私の五感はフル回転しっぱなしだった。

(2009年10月)

 

大島山頂のカフェ遠見茶屋
遠見茶屋
住所愛媛県今治市宮窪町宮窪 (カレイ山展望公園キャンプ場上)
電話0897-86-2883
営業日土曜日、日曜日、祝日
営業時間10:00~16:00(カレーは、11:30~売り切れまで)
カレー1日限定25食
料金カレーライスセット(サラダとコーヒーor紅茶付き) ¥1,100、単品(サラダ付き) ¥800

 

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Profile

宇都宮一成うつのみやかずなり

自転車好きが高じて10年かけて夫婦でタンデム自転車による世界一周を敢行。88カ国を巡った。帰国後、NPO法人シクロツーリズムしまなみでポタリングガイドとして島走中。しまなみ海道の魅力再発見のため島々をすみからすみまで走る回る毎日を過ごしている。

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