しまなみポタリング日記
宇都宮一成

シクロツーリズムしまなみポタリングガイド
宇都宮一成
Kazunari Utsunomiya

自転車好きが高じて、遂にタンデム自転車世界一周を敢行!
「世界の人としまなみをつなぐ架け橋になりたい」と、
いま新たに日本・しまなみの魅力を再発見できる旅にいざなうべく、
愛媛の地でペダルを踏み続けています。

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「2009年12月」アーカイブ

今治プチグルメツアー⑯ パン『フランス屋』

2009年12月23日

 

「白雅」「つつ井」から、1ブロック北の角にある、パン『フランス屋』。

ショーケースに並ぶのは、ドーナツ、フランスパン、食パンの3品のみ。


あちゃYOSHITAKEさんの同級生のお母さんが、一人で看板を守っているそうだ。

「ここでお店を開いて、44年になるかいねぇ...」

上品なご婦人で、女将さんと呼ぶよりも、お母様のほうがふさわしいかも。 
  2009_12_16-16-3.JPG

「昔、西条で親戚がパン屋をしよったんよ。うちの主人がそこで修行してきて、
今治でパン屋を始めたんやけど、最初は常盤町でお店を開いたんよ。」

それは、48年ほど前のことらしい。遠い記憶を思い返しながら、お母様の言葉が続く。

「初めは西条の親戚と同じ"黒猫パン"いう店の名前でしたけど、
共栄町に移ってくるときに"フランス屋"に替えたんよ。
あの頃は、この通りが今治で一番にぎやかじゃったけんねぇ」

 

今では閑散としているが、かつてこのわずか500mほどの長さの通りに、
5
6軒もの映画館が林立し、人通りで潤っていたのだという。想像も及ばない。


「主人が亡くなってからは、私がひとりで焼きよるんです。無理せんようにしながら...」

それで3商品だったのか。焼き上がりは朝1011時頃。


2009_12_16-16-2.JPG「ドーナツは店を始めた時からあるねぇ。懐かしい言うて買いに来る人もおるし、
子どもに食べさせたいと買いに来る親御さんもおるね。」

 

ファーストフード店のワタのように柔らかいドーナツとは違い、
しっかりと小麦の味が楽しめる昔気質のドーナツだ。
砂糖の甘さもまたちょうどいい。

2009_12_16-16-1.JPG 
「うちの職場にも、ここのドーナツの好きな人がおってね、
よく買ってきて差し入れしてくれるよ」

と、あちゃYOSHITAKEさん。

 

今回いろいろな店を回って気付いたのは、昔から続いている店には、
その店その味のファンがいる、ということ。


そして固定客を満足させる味と質を守り続けている。
その努力なくしては、商売は続いていかないのかもしれない。

 

 

ドーナツ 65

フランスパン 110

食パン一斤 240

■ フランス屋 

住 所 :今治市共栄町331 

電 話  0898-22-3294 

 

 

 

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今治プチグルメツアー⑮ 『とんかつの店 つつ井』

2009年12月22日

 

ぎょうざの店「白雅」の並びにある『とんかつの店 つつ井』を訪れた。

看板には"とんかつの店"とあるが、店内に入ってみると実態はお惣菜屋さん。
油物を揚げる香りが、食欲を刺激する。

2009_12_16-15-3.JPG最初に目に入ったのが陳列ケースのなかの"焼豚"。飴色にこんがりと焼けている。

300gくださ~い!」と、あちゃYOSHITAKEさんが呼びかける。

2009_12_16-15-4.JPG奥から現われた女将さんが、「切っとこうかいね」と焼豚をつかみ上げた。

スライサーにかけるのかと思いきや、まな板に置き包丁で切り始めた。

すると厚みのある贅沢なスライスになった。一片を口に放り込む。

2009_12_16-15-1.JPGおっ!食感がちがう。女将さんは意図せずに包丁切りしているのだろうが、

機械で切るよりも旨さが引きたつ気がする。

味も脂身にまでよく沁みこんでいる。タレもあるが、このままで味わいたい。

 
2009_12_16-15-2.JPG

地どりの照焼きも一枚所望。

かむほどに味のでる皮とジューシーな肉。この美味さはたまらない。

肉の卸しが本業だそうで、肉の質も調理法もバッチリなのだろう。

他にも串カツ、コロッケ...等々、お肉屋さんのお惣菜は魅力的だ。

 

 

焼豚 ¥240/g

地どり照焼き ¥290/

串カツ ¥100/

他コロッケ各種あり

 

■とんかつの店 つつ井 

住 所 :今治市栄町 
電 話  0898-22-1896 


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by cyclo  at 06:52  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

今治プチグルメツアー⑭ 『大鵬軒 本店』

2009年12月21日

 

今治市公会堂前のロータリー。その北角の
今治プラザホテルの路地裏にある『大鵬軒 本店』を訪れた。


2009_12_16-14-1.JPGのれんをくぐると78席のカウンターと

3つほどテーブルが置かれたこじんまりとした店内。

この大鵬軒本店が、今治で一番老舗のとんこつラーメン店というだけあって、
お店のまとった風格がそこらの店とは全く違う。

 

2009_12_16-14-2.JPG壁に貼られたメニュー表に、
『麺は残しても汁は残さないようにしましょう。』と古い文字がある。

現在の大将、40代の男前な大谷さんが、
「店は九州出身の祖父が49年前に開いたんやけど、とんこつ味を
今治人の口に合うように工夫したのがこの味なんです」と教えてくれた。

自信の味。だから『汁を残さないように...』なのか!

 

2009_12_16-14-5.JPG店名も当時の人気力士にあやかったもの。

「"巨人・大鵬・卵焼き"、当時子どもの好きやったもんなんよ」と、あちゃYOSHITAKEさん。

 

大谷さんは以前全く別の仕事をしていたが、
本腰をすえて店を継いだのは13年ほど前のこと。

「学生の頃から店の手伝いをしよったけん、
作り方も味も身に付いて知っとるんよ」とにこやかに話す。


2009_12_16-14-3.JPG訪れたのは土曜の午後。常連のお客さんが、入れ替わり立ち替わりやってくる。
そして大将や顔なじみのお客さん同士で会話が始まる。
まるで社交サロン、憩いの場のようでもある。

先代の頃からのファン客がいまだに離れないで訪れるそうだ。 
味が守られ、お店の雰囲気が受け継がれている証拠なのだろう。


『大鵬軒』は現在、本店、別宮店、新居浜店の三店舗あるが、経営者は別とのこと。

「スープは、創業当時から注ぎ足して注ぎ足して、煮込み続けものなんです。
そやから、本店と他店では同じ味やないんですよ」

2009_12_16-14-4.JPGむむっ!では、3店舗食べ歩きしてみたくなるではないか。
でも、大谷さんの人柄に魅かれたので、やっぱり本店ファンに......僕はなろう!

 

 

学生ラーメン380

ラーメン450円(大盛530円)

特製ラーメン530

ちゃんぽん590


大鵬軒 本店

住 所 :今治市今治市別宮町2-2-16

電 話  0898-22-5631

営業時間 :11002030

定休日  :日曜日


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by cyclo  at 06:43  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

今治プチグルメツアー⑬ 『達川ベーカリー』

2009年12月20日

今治にある三大老舗パン屋のひとつ「達川ベーカリー」。

森見公園の裏手にある70年近い歴史を持つお店だ。

 

2009_12_16-13-3.jpg「戦前に、おじいちゃんとおばあちゃんが"これからはパンの時代や"と

一念発起して始めたらしいんです」と、三代目という女将さんが話してくれた。

土曜の午後に訪れたが、商品棚のパンはすでに売り切れ。

だが、次から次へとお客さんが来る。みんな予約して買いに来ているのだった。


「昔からあるのは、あんぱん、ジャムパン、コッペパン、
そしてソフトフランスですよ」
と女将さん。

ソフトフランスは中にクリームが挟んである、ふわふわの柔らかいパン。

子どもの頃、この近所で暮らしていた、
あちゃYOSHITAKEさんの思い出の味でもあるようだ。


「昔から、固いフランスパンは売れんのです。みんなよう噛まんのよねぇ。
ホントは固い方が、味わいがあって美味しいんやけど...」

と女将さんの話を聞いているうちに、フランスで食べたパンの味がよみがえってきた。


パリパリとかみしめる食感と、砂糖や油の副材料をつかわない小麦のピュアな味。
パンと赤ワインとチーズがあれば最高の食事になる。
でも固いフランスパンは、日本でウケが悪いとは...。

 

2009_12_16-13-0.JPG                           (上が"ソフトフランス" 下のが"シャノン")

「これが"シャノン"」

あちゃYOSHITAKEさんがおススメするのは、糖度の高い高級バターを
折り込んで焼き上げた、ちょっとリッチなパン。
焼くときにバターが溶け出てしまわないように、工夫と技が要るという。
いつもすぐに売り切れてしまうそうだ。

若い女性客が、40個ほどどっさりと買い込んでいった。
家族4人で食べるのだそうだ。達川ベーカリーにはこうしたファンが多い。

2009_12_16-13-2.jpg「"都会にいる子どもに送る"と買いにくるお客さんがよくおりますよ。
食べつけたパンがいいらしくて...」 

都会のパン屋にはない、粘りのある手作り風味が特徴だ。


なんとお店は朝7時からの営業。

「息子がまじめに朝2時に起きて焼きよるんです」と女将さん。

後継者がいてがんばっているのが自慢のようだ。


2009_12_16-13.jpg話題が、今治のパン屋の歴史や景気の話になり、

「学校の給食も、パンからご飯に切り替わってきたけんねぇ」と女将さん。

場所によっては、パンはすでに週一回しかないところもある。

パン食が多かった僕たちの子ども時代とは逆転している。

 

「でも子どもには、お米を食べさせた方がええんよ」

という女将さんの言葉に、あちゃYOSHITAKEさんが、

「パン屋なのに、そんなこと言うていいんですか~!?

と大きな眼をさらに広げて驚き、ツボにはまって笑いだす。

 

「だってみんな朝はパンを食べよるでしょう。日本人は腸が長いけん、

昼にはお米を食べた方がええのよ」

 

おいしいパンを作り続けている自信があるからこそ言える、女将さんの言葉だ。

 

さて、先代のおじいちゃんの、こだわり "カレーパン" を、

今回予約し忘れた、あちゃYOSHITAKEさん。

今度、それ食べに行きましょう!

 

おススメ!

・シャノン ¥231

・ソフトフランス ¥126

・カレーパン ¥147

 

達川ベーカリー 

 

住 所 :今治市大正町2314

電 話  0898-22-1896 

営業時間 :7001800

定休日  :日曜日・祝日

 

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by cyclo  at 07:12  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)
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