注文しておいたディスクブレーキとハンドルグリップを取り付けて、
タンデム自転車のチューンアップ完成!
ワイヤー引きは、旅先でのメンテやトラブルにも容易に対応できるのがメリット
・・・って、自分、また旅に出る気なのか!?
↓前用グリップは、指が楽で手の平が痛くない、腕が疲れにくい、
長距離を走るほどありがたみが分かる、と評判のERGONのグリップ。
奮発したなり~!
↓後ろ用グリップは、ジェルが内蔵されソフトな握り心地が評判の、
BBBのフィックスセットグリップを装着してみました。
「これ、いいね! 手が楽♪」とトモ子さんからも好評。
常に握っているハンドル。良いものをチョイスして快適に走りたい!
でも、世界一周中は、こんないいものがあることを知らなかった・・・
↓それから、フロントのシフトレバー(変速装置)にインジケーターを取り付けました。
これは、ギア位置を示すパーツなのですが、標準装備されていないため
わざわざ別購入。
ソロの自転車なら、インジケーターが無くても
「どこにギアが入っているか」は感覚的につかめますが、
タンデム車は2人分のトルクで回しているためにそれが分かりにくく、
結構ストレスなのです。
足元をチラ見しても、チェーンは見えんし・・・
↓で、早速、試乗してきましたーー!
がっちりとしたフレームで、安心感のある走りが楽しめました。
キャノンデールのタンデム自転車、明日の今治市内で開かれる
“みなとマルシェ”のイベントでも、活躍しますよ!
興味のある方、ぜひ試乗しに来てくださーい!!
タンデム自転車チューンアップ進行中!
次の土曜日、10月23日に今治港でのイベント会場の一角で、
“タンデム自転車のレンタル”や、“タンデム遅いもんグランプリ”を計画しているので、
間に合わせなければ……
●タイヤをシュワルベ 「マラソン」 26×1.75
に履き替えました。(右のタイヤ)
●後座席のハンドルを付け替えて、アップポジションで握れるようにしました。
(写真 左:付け替え前 右:付け替え後)
● リア変速機をローノーマルタイプに交換。
ロー側へのシフトが優位な方が、タンデム自転車の操作性に合っているかも知れません。
検証してみましょう。
今までトップノーマルしか使用したことがないので、戸惑いながら調整中。
●ブレーキは自転車の要。ガチッと心地よく安心感のあるものに換えました。
実家の倉庫に眠っていたもの掘り出してきました。
ディスク用の台座も付いているのですが、ひとまずVブレーキで。
(写真 左:取り外した部品 右:付け替え後)
●ブレーキレバーをデュアコンに交換。
ローノーマルのリア変速機とベストマッチするように奮発してみました。
(写真 左:取り外した部品 右:付け替え後)
●前ブレーキは、ディスクブレーキに変更予定。
後ろがキャリパーブレーキなんで、機械式(ワイヤー引き)にします。
今、部品の到着待ちでーす。
完成まで、あと一息なり~!!
タンデム自転車には、一人乗りの自転車には無い特殊なパーツがいくつか使われています。
●その一つが、「4本のクランクセット」。前と後、右と左の合計4本分です。
タンデム車には左側にもチェーンがあり、前と後のクランクを繋いでいます。
これによって前の人のペダリングの力も後輪へと伝えられるのです。
ところがこの構造には、部品にひと工夫必要になってきます。
というのも、
前の右クランクは、本来左側に使う(チェーンリングをつけるアームが無い)もの。
前後の左クランクは、本来右側に使う(チェーンリングをつけるアームが有る)もの。
つまり、本来取り付けるべき場所とは逆の位置にセットされているのです。
そのため、
この3本のクランクはペダルを取り付ける穴のネジ山を“逆ネジ”に切るという
特殊な加工が施されているのです。
この加工をしていないと、“走っているうちペダルが緩んで抜けてしまう”
という現象が起きてしまいます。
●もう一つは、前シートの足元に装着されている「エキセントリック・ハンガー」。
クランクを取り付ける軸の中心を、ハンガー内の中心からずらして(偏芯させて)
車体の左側のタイミングチェーンの張りを調整します。
使っているとだんだんと延びてくるチェーンのたるみを取るために必要なパーツです。
取り出してメンテすることにしました。
↓ネジを緩めて、少し頭が出たところを、しばきます。
↓反対側の楔型が飛び出して、締め付けが緩み取り出せます。
↓面白い構造ですね。
こうやってタンデム自転車をメンテしていると、
世界一周中に、旅先で汚れた部品をきれいに磨いていたことや
修理していたことが蘇ってきます。
「タンデム自転車」と「旅」のことで、全てが流れていたあの頃。
もう一度、戻りたくなってきました。。。
先日、ついに買ってしまいました。タンデム自転車を!
「中古専門店のサイトに、キャノンデールのタンデムが売りに出てるよ」
と知人に教わり、数週間、迷いに迷いました。
さすがに、金額が太いですから……
キャノンデールのタンデム自転車は、
欧米に数あるタンデム車生産ブランドの中でも、その設計コンセプト、
デザイン、強度、乗り心地、安心感、信頼感、などにおいて
最も優れているんじゃないかな、と思っています。
日本ではタンデム自転車人口が極めて少ないことを考えると、
中古のタンデム自転車、それもキャノンデール社製が売りに出されるのは
稀有なチャンスのはず!
で、ようやく決断。
カチッと、購入ボタンをクリックしましたがな……
で、東京の店から送られたきたのがコレ!
驚くばかりに大胆な梱包……。でも、車体にトラブル無く届きました。
梱包を解いていくと、ミントグリーンのフレームカラーが現れました。
なんとも、かわいい色じゃないですか!
2002年モデルのキャノンデールMTBタンデムです。
中古ですが、保管状態が良かったようで、汚れや傷みがなくきれいです。
これは、まさにお買い得だったにちがいないでしょう!
ただ、パーツアッセンブルは、ちょっとグレードが低め。
試乗してみると、変速やブレーキングにやや不満あり。
もろオフロード用のタイヤで、舗装路メインでの使用にも難あり。
というわけで、手持ちのパーツをほじくり返したり、
オークションで格安品をゲットしたり、自転車店に足を運んだりして、
徐々にチューンナップの真っ最中です!
実は自分、自転車に乗ることも好きだけど、
自転車をいじる方がずっと夢中になってしまうんです。
至福の時を、満喫中~~!
大正元年生まれの祖母。
先日、親族一同が集まり、祖母の白寿のお祝いを開きました。
僕たちがタンデム自転車世界一周の旅を終えて帰ってきた頃は、
まだ畑で野菜を育て、ご飯も三食自分で作り、お風呂も一人で焚いて入っていた祖母。
あれから三年経ち、
さすがに畑仕事も止め、歩き方もおぼつかなくなり、デイサービスに通いながら、
父の介護を受けて暮らすようになりました。
とはいえ、持病は無く、目も耳も頭脳も明瞭。
僕の顔を忘れる、名前を思い出せない……なんてことは微塵もありません。
ひ孫まで総勢22名が集まった白寿のお祝いの宴もたけなわ、叔父が
「ばあちゃん、元気に産んでくれてありがとう。兄弟6人、一人も欠けることなく
ここまで来れました。これからも元気にやってください。」
と声をかけると、「そうですな!」と祖母は元気に答えた後、
「ばあちゃんが、こがいに祝うてもらうほど生きるなんか、思うかいのお……」
<訳>ばあちゃん(自分)が、こんなに祝ってもらうほど生きるとは思ってもいなかったよ……
と、顔をくちゃくちゃにして涙ぐんでいました。
僕たちの旅行前には、「あんたらが帰ってくる頃には、もうばあちゃんは生きちょらん」
と、今生の別れのように顔を曇らせ、
旅行中には、「虎に噛まれやしまいか、屋根のあるところで濡れずに寝よるやろか」
と心配し、来る人ごとに問いかけていたそうです。
幸い、ばあちゃんも僕らも強運で、この世にいる内に再会できました。
あまり孝行は出来ていませんが、せめて顔を見せ、話し相手になるために、
なるべく実家に足を運ぼうと思っています。