地域づくり活動の年表
シクロツーリズムしまなみは、地域や行政と連携をしながら様々な事業に取り組んできました。 自転車まちづくりのあゆみはまさに自転車のごとく、ゆっくりではありますが着実に前に向かって進んでいます。
※各年度事業の詳細は「事業報告」をご覧ください。
NPO法人シクロツーリズムしまなみのあゆみ | 社会(基礎自治体の主な施策など)の流れ | |
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1999年 (H11) | 「瀬戸内しまなみ海道」開通 ・来島海峡大橋開通 ・開通ラッシュでレンタサイクル貸出台数6万台/年を記録 | |
2004年 (H16) | 「サイクルツアー推進事業」モデル地区に選定 (国土交通省補助事業) ・自転車道と観光資源などの連携により観光施策を推進 | |
2005年 (H17) | 「伯方島自転車モデルコースづくり事業」 (愛媛県委託事業) ・地域資源をつなぐ自転車モデルコースを住民参画型で実施。 ・案内標識や誘導標識、休憩所などのサイン計画を立案。 ※伯方島を皮切りに3年間の事業スタート。 | ・レンタサイクル貸出台数2万9千台/年と最低値に。 |
2006年 (H18) | 「大三島自転車モデルコースづくり事業」 (愛媛県委託事業) | |
2007年 (H19) | 「大島自転車モデルコースづくり事業」 (愛媛県委託事業) 「しまなみ資源活用プロジェクト」 ・自転車旅行の可能性を検証するマーケット分析等の実施 | |
2008年 (H20) | 「しまなみスローサイクリング協議会」の設立 ・複数の島を超えた連携のネットワーク構築。住民主体の自転車地域振興活動のはじまり | |
2009年 (H21) | ●「NPO法人シクロツーリズムしまなみ」の設立 ●「サイクルトレインしまなみ号」企画提案 (以降、2013年まで運営受託継続) ●書籍「しまなみ島走MAP(愛媛3島+上島町)」の配布用初版刊行 ・自転車旅行の準備に資する地域情報ツールとして編纂し無料配布。 | 「しまなみ海道開通10周年記念事業」 今治市中心市街地再生基本構想策定 「サイクルトレインしまなみ号」運行 (臨時列車)スタート |
2010年 (H22) | ●「二人乗りタンデム自転車の一般道路走行に係る規制緩和」の提案と実現 (えひめ夢提案制度) ・県が定めた規制の緩和などを行う制度を利用しての取り組み。 ●「ブラインドサイクリング」開催 (今治東ライオンズ 共催事業) ・愛媛県のタンデム自転車走行の規制緩和を受け、イベントを開催。 ●「第1回 タンデム自転車まつり」開催 ・愛媛県と広島県での規制緩和を受け、全国からタンデム自転車愛好家や視覚しょう害者が集うライドを開催。⇒以後、募集型ツアーとして継続催行。 | 今治市中心市街地再生基本計画策定 ・日本経済新聞社 何でもランキング 「おすすめサイクリングコース」第1位に選定 ・しまなみ海道の広島県側にブルーライン距離標示整備開始 |
2011年 (H23) | ●「しまなみサイクルオアシス」の整備 (愛媛県委託事業) ・愛媛県島しょ部の担い手20軒でスタート。広島県側にもしくみを移転。 (毎年、参画は増加傾向) ●「今治市中心市街地再生協議会”サイクル部会”」 (事務局担当)事業スタート。 ●「自転車専用レーン整備推進事業」の実施 (サイクル部会事業) ・今治市内の自転車走行空間の検証と道路点検。道路図像などの提案。 ●「スマートライダー養成プロジェクト”自転車安全運転宣言のしくみ”」構築 (サイクル部会事業) ・地域の高校生と自転車を取り巻く環境改善活動。 ●書籍「しまなみ島走MAP(愛媛3島+広島3島+上島町)」の配布用第2版刊行 ・自転車旅行の準備に資する地域情報ツールとして編纂し無料配布。 | 今治市中心市街地再生協議会設立 推進部会の一つに「サイクル部会」設置 ・しまなみ海道の愛媛県側にブルーライン距離標示整備開始 |
2012年 (H24) | ●「しまなみ島走レスキュー」の整備 (愛媛県) ・住民による自転車店がない島しょ部での、バックアップ機能の担保。広島県エリアにもしくみを移転。 ●「自転車のまち・今治を彩る”サイクルスタンド デザインコンテスト”」開催 (サイクル部会事業) ・回遊促進ツールとなるスタンドを公募するコンペティション。最優秀賞作品の製品化・設置の実現へ。 ●「スマートライダー養成プロジェクト”ONヘルメット アイデアコンテスト”」開催 (サイクル部会事業) ・ヘルメット着用率向上へデザイン面からアプローチ。 ●「スマートライダー養成プロジェクト”スマートライド”」開催 (サイクル部会事業) ・KEEP LEFT・ONヘルメットの啓発イベント ⇒ 以後、3年間、自主事業として継続。 ●「自転車ヒロバ」のオープン (サイクル部会事業) ・公共空間を自転車の遊び場に変えるチャレンジプログラム ⇒ 以後、多様な公共空間の賑わい創出プログラムとして、自主開催 ●「第1回しまなみランニングバイク選手権」開催 ・2~5歳のライダーを対象としたランニングバイクイベント。 ・自転車先進都市に相応しい三世代交流イベントを志向した”NPO・行政・企業” 3社協働開催。 ⇒ 以後、毎年1回、自主事業として継続。 ●「サイクルボートしまなみ号」運行の社会実験開始 (愛媛県委託事業) ・瀬戸内エリアの自転車旅行の二次交通として、船の活用を検証 ●「手荷物搬送”荷物らくらく便”」社会実験開始 (愛媛県委託事業) ・身軽なしまなみサイクリングを支援するサービスの事業化を検証。 | 愛媛マルゴト自転車道構想策定 ・愛媛県警察バイスシクルユニット誕生 ・愛媛県内ヘルメット着用率6割に向上 ・「日台交流瀬戸内しまなみ海道サイクリング」開催 |
2013年 (H25) | ●「しまなみ自転車旅の宿」の整備 (愛媛県委託事業) ・自転車旅行者の宿泊を促す基盤整備と情報発信の取り組み。広島県エリアにもしくみを移転。 ●書籍「しまなみ島走BOOK」の初版刊行 ・自転車旅行の準備に資するガイダンス書として編纂。 ※出版業の開始 ●「しまなみサイクルオアシス」のまちなか拡充 (サイクル部会事業) ・しまなみ海道島しょ部から今治市中心市街地へのルート上に整備。 ●高速道路交流推進財団 第7回観光資源活用トータルプラン 優秀賞受賞 ・観光資源を結び、地域の魅力向上を図り、観光客増加などつながる取組みに対して評価を頂く。 | しまなみ国際サイクリング大会プレ大会実施 愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例施行 予土線「サイクルトレインにゃんよ号」運行(定期列車へ増結方式)スタート 同時に予土線「サイクルトレイン」混乗実験実施 |
2014年 (H26) | ●地域限定旅行業を取得 ●瀬戸内しまのわ自主企画イベントとして「第3回しまなみランニングバイク選手権」開催 ●「はまかぜサイクルオアシス」の整備 ・しまなみ海道と松山道後を連絡するルート上に整備 ⇒ サイクルオアシス愛媛県内拡充へ ●サイクルオアシス総合拠点 しまなみゲストハウス「シクロの家」OPEN ・交流とゲートウェイ機能を志向しJR今治駅前にオープン。 ※宿泊業開始 ●サイクルオアシス総合拠点「なみかた海の交流センター」OPEN ・しまなみ海道と松山道後の中継点機能。休眠施設のリノベーション。 ●「シクロカフェ」OPEN ・なみかた海の交流センター1F。自転車を核として交流施設の機能強化を目指す。 ●書籍「しまなみ島走MAP<改訂版>」の初版刊行 ・ISBNを取得し販売開始。自転車旅行を支援する媒体として、せとうちサイクリングMapのシリーズ化へ。 ●書籍「とびしま島走MAP」の初版刊行 ・とびしま海道(呉市~今治市)のサイクリングマップ。 ・せとうちサイクリングMapシリーズの第2弾として刊行。 ●JTB交流文化賞(組織・団体対象)優秀賞受賞 ・地域に根ざした持続的な交流の創造と各地域の魅力の創出、地域の活性化に寄与する 活動に対して評価を頂く。 ●国土交通省 手づくり郷土賞(一般部門への認定)受賞 ・地域の魅力や個性を創出している良質な社会資本及びそれと関わりがある優れた地域活動に対して評価を頂く。 | 瀬戸内しまのわ2014開催&国際サイクリング大会開催 世界7大サイクリングコースに選定 アメリカCNNの旅行情報サイトにおいて、世界で最もすばらしいサイクリングロードの一つに選ばれる。 しまなみサイクルトレイン利用促進協議会設立 「サイクルトレインしまなみ号」回数と区間の拡大 予土線「サイクルトレイン四万十号」へ名称変更 しまなみ海道自転車通行料金無料化社会実験開始 ⇒以降、無料措置の実施期間を毎年継続延長。 今治市サイクリング支援事業「サイクルセイバー」開始 ・台湾日月潭 姉妹自転車道協定締結(サイクリストの聖地碑設置) ・今治~尾道間のサイクルバス「しまなみサイクルエクスプレス」運行開始 |
2015年 (H27) | ●「今治まちなか移住交流推進事業」開始 ・自転車先進都市での働き方と住まい方の提案 ●「第1回 シクロ女子旅」開催 (愛媛県委託事業) ・しまなみサイクリング誘客ツアーモデル造成・実施事業 ⇒ 以後、自主事業として継続。 ●しまなみランニングバイク選手権 in レインボーハイランドカップ<第1戦>開催 ・春の大会を「公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団」の委託事業として実施 ⇒以降、毎年継続開催 ●しまなみオリジナルスタンド「6人のシクロツーリスト」全6体設置完了 (今治市中心市街地再生事業) ・地域回遊をうながし、自転車先進都市の玄関口機能強化とポテンシャル創出事業を推進。 ●いよぎんビジネスプランコンテスト2014 優秀賞受賞 ・しまなみ海道でのインフラ整備「荷物らくらく便」に取組む事業のアイデアが、地域課題の解決と観光振興に資する点を評価された。 | レンタサイクル貸出台数が年間14万台に! 過去10年間で480%UP。 しまなみ海道沿線の自転車通行量(推計値)が12年度比で15万増え、1日平均892台の32万に倍増 愛媛県、高校生の自転車乗車時ヘルメット着用義務化 愛媛県立高校(59校)にヘルメット無料配布。 「愛媛サイクリングの日」制定 愛媛県「自転車新文化推進室」を設置 愛媛県サイクリングガイド養成推進協議会 「サイクリングインストラクター養成事業」開始 尾道市サイクリング支援事業「サイクルセイバー」開始 ・佐川急便 手荷物当日配送「しまなみ海道手ぶらサイクリングサービス」開始 |
2016年 (H28) | ●しまなみアウトドアフィットネス~自転車に乗って健康になろう~モニタリング事業開始 (スミセイコミュニティスポーツ推進助成プログラム) ・住民向け健康増進プログラムの開発と実践を通して、継続した自転車ライフと支援拠点づくりの展開。⇒以降、4年間、事業を継続 ●愛媛県東予・中予サイクルオアシス整備事業開始 (愛媛県委託事業) ・3ヶ年をかけて県内全域へ拡充。362ヶ所のオアシス網を整備。 ●書籍 「さざなみ島走MAP」 の初版刊行 ・さざなみ海道(呉市~尾道市)のサイクリングマップ。 ・せとうちサイクリングMapシリーズの第3弾として刊行。 | 「サイクリングしまなみ2016」開催 「愛媛県自転車新文化推進協会」設立 ・「四国一周サイクリング情報発信事業」開始 ・愛媛県、路肩の拡幅整備開始 |
2017年 (H29) | ●しまなみ農泊プロジェクト (平成29年度農山漁村振興交付金(農泊推進対策)事業) ・自然・文化・伝統・食の魅力を発掘し、しまなみ固有のアクティビティとして商品化に取組む。 ●書籍 「たかなわ島走MAP」 の初版刊行 ・高縄半島エリア(松山市~今治市)のサイクリングマップ。 ・せとうちサイクリングMapシリーズの第4弾として刊行。 ●書籍 「しまなみ島走MAP(改訂版)」 第2版刊行 ・3000部を追加発刊し、通算6000部の販売を達成。 ●「第1回 しまなみキャンプライド」開催 ・しまなみサイクリング誘客ツアーモデル造成・実施 ⇒以後、募集型ツアーとして3年間、継続催行。 | 「一般社団法人しまなみジャパン」設立 「サイクリングアイランド四国推進協議会」設立 「自転車ツーキニスト推進事業所」「ツーキニスト応援隊」制度の創設 「サイクルトレイン」西条便のスタート ・台湾一周・四国一周の交流協定締結 ・愛媛県、女性サイクルユニット「ノッてる!ガールズEHIME」結成 |
2018年 (H30) | ●「Cyclo cafe & book Hostel なみトみなと」OPEN ・交流とゲートウェイ機能を志向し、なみかた海の交流センター内にオープン。 ※2軒目の宿泊施設運営へ。 ●自転車タクシー「今治りんたく」運用実験開始 (2018年度 年賀寄付金配分申請事業) ・ガイド養成とツアー商品の造成を行い、回遊交通ネットワークのしくみづくりへの取組み。 ●自転車通勤推進ワークショップ開催業務 (愛媛県委託業務) ・自転車を活用した環境配慮型のライフスタイルへの転換を目指して。 ●耕作放棄地を基地とした自転車エコツアープログラム造成 ・エコツアー拠点として耕作放棄地を「シクロ農園」として整備。 ●書籍 「しまなみ島走BOOK〈改訂版Ⅳ〉」 の刊行 ・4000部を追加発刊し、通算18,000部の販売を達成。 | 「サイクリングしまなみ2018」開催 「四国一周おもてなしサポーター制度」創設 ・愛媛県「自転車新文化推進課」に格上げ ・「えひめツーキニスト推進企業応援セミナー・ワークショップ」開催 ・「サイクルシップ・ラズリ」就航 ・「サイクルトレイン」定期列車へ増結方式に変更 |
2019年 (R1) | ●「島走Mapシリーズ」英語化事業 ・紙媒体の地図「島走Map」のインバウンド旅行者対応を進めた。 ●書籍 「とびしま島走Map(第2版)」日本語・英語併記版の刊行 ●書籍 「いしづち島走MAP」 の刊行 ・燧灘、石鎚エリア(今治市~香川県観音寺市)のサイクリングマップ。 ・せとうちサイクリングMapシリーズの第5弾として刊行。 ●里山の恵みを活用したサイクルツーリズム造成事業 (愛媛県観光集客力向上支援事業) ・里山の保全、コミュニティの維持に資するサイクルツーリズムの造成。 ●第10回地域再生大賞 優秀賞受賞 ・観光振興、暮らしやすいまちづくり、多様な主体との協働によるまちづくりに貢献した団体として評価。地方新聞と共同通信の推薦。 | 「しまなみ海道開通20周年記念事業」 2019年5月1日でしまなみ海道開通から20年 世界に誇りうるサイクリングルートとして「第1次ナショナルサイクルルート」に指定(国土交通省) 他に「つくば霞ケ浦りんりんロード」(茨城県)、「ビワイチ」(滋賀県) ・「E-BIKEアクションしまなみ」始動 |
2020年 (R2) | ●「さざなみ・たかなわ・いしづち島走Map」英語化 ●しまなみサイクルグランピング構築事業 (国立公園等資源整備事業) ・農山漁村地区の担い手との交流、滞在型コンテンツと地域保全が連動するツーリズム造成。 ※ツーリング自転車とキャンプ用品のレンタルサービスのしくみを整備。 ●「しまなみ自転車旅の宿」ウェブサイト拡充 (瀬戸内しまなみ海道活性化実行委員会) ・サイクリストのニーズに対応した宿泊施設の掲載拡充および英語化。 ●自転車タクシー「しまなみ輪タク」の商品化 ・ルートマップ作製、散策ツアーを催行してのシーズン運行。 ●「サイクリングエコツアー」の商品化 ・実験農園を拠点に農家や加工製造店と連携。収穫体験を通して地域の食を深める。 | 「サイクリングしまなみ2020」 新型コロナウイルス感染症の影響で中止。 ・「今治駅前サイクリングターミナル」開業 ・今治市街地の道路への矢羽根型路面表示の整備 |
2021年 (R3) | ●国土交通省「令和3年度 自転車活用推進功績者表彰」受賞 ・自転車の活用の推進に関して顕著な功績と評価をいただく。 ●書籍「しまなみ島走マップ」英語版発刊 ●しまなみ自転車キャンプ商品化へ向けモニタリング ・年6回の2泊3日しまなみ海道自転車キャンプツーリングのモニターツアーを企画・実施 | 「第二次ナショナルサイクルルート」が指定 (国土交通省) 「トカプチ400(北海道)」「太平洋岸自転車道(千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県)」「富山湾岸サイクリングコース(富山県)」 |
2022年 (R4) | ●自転車でつなぐ山・里・まち・海プロジェクト(地球環境基金助成金)始動 ・自然と人のつながりを体感するサイクルツーリズムの推進 ・里山(二次的自然)の保全につながるガイダンスツール制作 ●しまなみワーケーションツーリズム(看板商品の創出事業) ・はまかぜ海道での地域課題解決型ツアー造成 ・「Cyclo café & book Hostel なみトみなと」の機能強化(ヘルスケア、中長期滞在他) ●今治市・上島町の「サイクルオアシス」全件の調査事業 ・今治市、上島町に約100カ所のオアシスが機能(ホームページ更新) | 「サイクルトレイン」混乗実験開始 「えひめ・しまなみリンリントレイン」運行スタート 上島架橋「岩城橋」開通 「ゆめしま海道(県道岩城弓削線)」全線開通 ・しまなみ海道の公共レンタサイクル事業者の運営主体が(一社)しまなみジャパンへ変更。 ・自転車ロードレース「今治クリテリウム」(JBCF 最終戦)。今治の市街地で初開催。 「サイクリングしまなみ2022」(瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会) 開催 |
2023年 (R5) | ●自転車利用の拡大と安全安心ライドの普及 ・未就学児対象「自転車ヒロバ」(ランニングバイクの遊び場)連携開催 ・「みきゃんサイクルスクール 自転車ヒロバ」開催事業 |