洋食レストラン”でんぷん”
2009年9月26日
愛媛県松山市、国道317号線を道後から奥道後へ向かう途中に
外見のあやしげなレストランがあり、ずっと以前から気になっていました。
列車を改造した洋食レストランで、その名は”でんぷん”。
名まえからして、ちょっと不思議なのだ。
先日、意を決して入りました。
平日の夜8時。満席・・・ではなく、お客は僕らだけ。
意外にも、内装はごく普通…
料理は、メニューが多くて迷いましたが、おかずが2品にスープ・ライス・サラダ付き¥1350のセットにしました。ゴロゴロと台車に乗せて運ばれてきた料理、これがなかなかの味。ぜんぜん怪しくなくて、本格派のレストランだったのです!失礼しました。
「この場所に移ってからは2年半になります。以前は松山市内でお店を開いてました。市内でも2回ほど引越ししましたが…」と経営者の女性。
その話をきいて、タイのバンコクにある、日本人旅行者に人気の「レックさんラーメン」が思い浮かびました。美味しくてお客が多いばかりに、周りから妬まれ、すぐに家賃を上げられて転々と場所を変えながらもガンバッテいるお店なのです。”でんぷん”さんが、どうなのかは分かりませんが…
「この列車の物件は、たまたま空いていたから借りたんです。ここも前は、お弁当屋だったりラーメン屋だったり、ステーキ屋だったそうですよ。」
定着しにくい場所なのだろうか?
「定休日は無いですよ」と聞いて驚きました。
「頑張ってるんですね。疲れませんか?」と聞き返すと、
「仕込みの関係で、開店させてる方が都合がいいんです」と彼女は微笑んでいました。
お勧めのメニューは、「どれでも」とのこと。
ならば、ぜひまた足を運びましょう。
なぜ”でんぷん”なのか、名まえの由来を聞き忘れたことだし。
“でんぷん”さんが、この列車で営業を続ける限り、
僕は、いつも気にかけていたいお店です。