愛媛の高岡正明さんの「陽光桜」

『陽光桜』をご存じですか?
ソメイヨシノよりも一足先に開花し、目に鮮やかな濃いピンク色の一重の花を咲かせる桜です。

 

この陽光桜は、愛媛の高岡正明さんという方が、長い年月をかけて40年前に作り上げた品種。
先の大戦中に、戦争で命を散らした教え子たちの慰霊のため、「この桜を世界平和のシンボルにするんや!」との願いを秘めて生み出されたそうです。

 

現在、「陽光桜 鎮魂と平和交流協会」が故高岡正明さんの想いを継いで、毎年数千本の陽光桜を世界の国々に植樹をしながら、平和の象徴を広げる活動を続けています。

 

今年は国外渡航がままならないため、先日、その陽光桜が愛媛の各所に配布されました。
なんと、シクロ理事のカトー隊長が農園主のシクロ農園にも、陽光桜がやってきました。

そして、近所の幼稚園のキッズたちが卒園記念に、農園内の各所に植樹をしてくれたんですよー。
皆が通う小学校はシクロ農園の目の前にあるので、毎年桜の時期に見に来てくれたらいいいなーと思っています。再来年には50数本の陽光桜が、それはそれは色鮮やかに咲き誇ることでしょう。植樹を終えて、キッズたちは農園で採れたサトウキビをもらい、かじりなが幼稚園に帰って行きました。

 

世界中のどんな気候の地でも花を咲かせることができる陽光桜。
愛媛から世界に広めた知られざる偉人・高岡正明さんの物語は、映画や書籍にもなっています。

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宇都宮一成うつのみやかずなり

自転車好きが高じて10年かけて夫婦でタンデム自転車による世界一周を敢行。88カ国を巡った。帰国後、NPO法人シクロツーリズムしまなみでポタリングガイドとして島走中。しまなみ海道の魅力再発見のため島々をすみからすみまで走り回る毎日を過ごしている。

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