朝日新聞 ”ひと” 井上洋平さん

2010年12月25日

「ジョブラボ」という、朝日新聞の”働く女性応援プロジェクト”が運営するウェブサイトがあります。“十色に輝く”というコーナーでは、朝日新聞本紙の“ひと”欄から、ジョブラボ編集部が独自視点で選んだ女性が紹介されています。

 

クリスマス・イブの昨日、「タンデム自転車で世界一周、88カ国を走破」と題して、今年7月4日に朝日新聞本紙に掲載された記事が紹介されました。< 「こんな生き方もあるのか」「こういう人になりたい」と感じさせるような、さまざまな女性の生きざまや働き方を紹介する > という“十色に輝く” のタッチとは、ちょっと異色な気もしますが、新聞記者さんの筆力のたまもので、ジョブラボ編集部のひとが、トモ子さんに着目したのでしょうか・・・??

この記事を書いてくれたのは、朝日新聞今治支局の記者さんで、以前から “シクロツーリズムしまなみ” の取り組みにも着目されていました。人と人のつながりがあればこそ、生まれた記事だと思います。今年6月に「“ひと”欄のインタビュー記事にとりあげたいのですが…」と依頼されたときは、嬉しさと、恐れ多さを感じました。実は憧れのコーナーでもあったので・・・。

 

報道関係で働いているある知人も、「朝日新聞の“ひと”欄は読んどきなさいって親から言われて、今も必ず目を通しています」と話していましたし、何かと注目される記事ですよね。

取材の合間に・・・記者さん(前)とカメラマンさん(後)タンデム自転車体験中!!

 

というわけで、またまたお宝をご紹介しましょう!

 

1995年5月30日(火)付の朝日新聞 “ひと”欄。

1995年5月30日(火)付の朝日新聞 “ひと”井上洋平さん

今から15年前、 世界一周の先達サイクリスト、井上洋平さんが、体験記(↓)を出版し、朝日新聞の”ひと”欄に紹介された時のものです。「自転車五大陸走破」(中公新書)。まだ黙々と旅の準備段階だった当時の自分、これは憧れましたね~、純粋に。世界一周達成も、出版も、新聞で紹介されたことも・・・

 

(でも井上さんは、自分とは全然違って超 「走り屋」 さんです。たった6年半で、13万7千km以上も走っています。一日の目標走行距離が150km以上だったとか・・・凄過ぎる!ちなみに自分らは、10年半で10万5千km・・・)

 

井上さんはかつて著書について、「旅にも携えてもらい、役立つようにと思いを込めた書いた」と話してくれました。自分たちが、旅先で出会った日本人サイクリストの中には、「井上さんの本を読んで旅を決めた」という人や、「これを読むと頑張ろうと思えてくるんです」とバイブルのように持ち運んでいる人もいました。 

 

自著「世界でいちばん長いハネムーン」でも井上さんについては幾度となく記述させてもらっていますが、自分自身が、自転車にのめり込み、タンデム自転車に魅せられ、世界旅に出かけたのも、出会いの積み重ね・・・。人は人の影響を受けずに生きていくことは出来ないんですねえー。

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Profile

宇都宮一成うつのみやかずなり

自転車好きが高じて10年かけて夫婦でタンデム自転車による世界一周を敢行。88カ国を巡った。帰国後、NPO法人シクロツーリズムしまなみでポタリングガイドとして島走中。しまなみ海道の魅力再発見のため島々をすみからすみまで走る回る毎日を過ごしている。

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