しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアー【春1回目】

しまなみ自転車キャンプ<1日目>

お試しキャンプ 走行距離:約15km 宿泊:なみトみなと敷地(テント泊)

■12:00 参加者は愛媛県内から2名。その内ひとりは、スペイン留学前の空き時間を利用して、これから自転車日本一周を計画中とのこと。まだキャンプの実践経験がなく、よい練習になりそうと参加してくれました。もうひとりはシクロツアーのヘビーリピーターの方でした。

■12:30 レンタルの自転車、キャンプ用品をチェックして、持参物を詰め込んで試走に出発。なみかたエリア周遊へ。大角海浜公園や岩風呂跡を見学しながらシクロ農園を目指します。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■14:00 菜の花が咲き誇るシクロ農園で、テントの設営練習にチャレンジ。テトポールの通し方、フライの貼り方、ペグの打ち方、テント撤収と収納の仕方を練習しました。

■15:00 農園で収穫した野イチゴでジャムを作る予定が…ハプニング。まだ野イチゴが実っていませんでした。そこで冷凍イチゴで「大人のジャム」作り体験に変更。特製スパイスをまぜてスパイシーなイチゴジャムが出来上がりました。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■17:00 復路、スーパーで晩ご飯やドリンクを買って「なみトみなと」に帰着。早速、2回目のテント設営タイム! 練習の成果もありテキパキと作業が進みます。ここは地面が硬くてペグが打ちにくいのが難点でした…が、無事にテント設営完了。

■18:00 テントの中にテントマットとシュラフを広げ、携帯まくらもふくらませて寝床の完成です。そして、まったりとドリンクタイム! これぞ、キャンプの醍醐味です。。。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■19:00 夕暮れのひとときを楽しみながら、夜ご飯の準備。「お米を炊いてみよう」体験です。お米にしっかり給水させて、コッフェルをガスバーナーにかけて待つこと十数分。湯気が立ち、お米が香り、ふっくらと白米が炊き上がりました。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■20:00 今年の4月は例年より朝晩が寒いです。夜のとばりが下りると気温がぐっと下がりました。焚き火の暖かさが心地よいですキャンプをしばらく楽しんだ後、後片付けをして就寝。明日のサイクリングも楽しみデス!

 

しまなみ自転車キャンプ<2日目>

しまなみ自転車キャンプ 走行距離:約34km 宿泊:大三島多々羅キャンプ場(テント泊)

■6:00 本日も快晴! 鳥のさえずりで目覚めて起床。「案外、ぐっすり眠れました」、「このウレタンマットが結構快適でした」とみんな睡眠充分。朝ごはんは、大人のジャムを食パンに塗っていただきまーす。

■8:30 シュラフをたたみ、テントを撤収。まだ慣れないので時間がかかりますが、試行錯誤でパッキング。さあ、大三島へむけて出発。「自転車が重ーい」と苦労の声を漏らしながら、来島海峡大橋を渡り大島へ。「海が…すごい透明でキレイです!」と、苦労も吹き飛ぶほどの美しい海岸線サイクリングを満喫!

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■10:00 大島のバラ公園でひと休み。菓舗つきやのアイスでカロリー補給。人気TOP3はローズヒップソフト、伯方の塩アイス、デコポンアイス。当会カトー隊長の一押しは「黒みつきなこ」なのでありました。

■11:00 国道に戻り宮窪峠を越えます。登坂の途中、サイクルオアシスにもなっている石原石材所で、「STONE MEMORIAL」というプチイベントをしていて、メッセージを書き残して、お接待にコーヒー豆と缶珈琲をいただきました。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■12:20 伯方・大島大橋の途中から「見近島」へアクセス。そこは、歩行者と軽車両しか降りられない特別な島。無料のキャンプ場があり、キャンパーでにぎわっていました。ここでランチクッキングにしましょう。

■12:50 ランチメニューはスパゲッティー。パスタをゆでて、レトルトソースをあたためるだけのシンプルクッキング。「パスタを折ってコッフェルに入れると茹でやすく、食べやすいなんて!」…キャンプ料理はちょっとしたコツで、便利にこなせるようになります。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■13:30 伯方島の道の駅で農家のお母さんからレモンとマーマレードジャムの差しれをいただきました。「豚肉を塩コショウをかけてマーマレードジャムを加えていためると相性いいんよ」とレシピを教わって。今晩の晩飯が楽しみ倍増に!

■14:20 大三島に渡り瀬戸地区にある「果輪弥(かりんや)」という先日オープンしたばかりのレモネード屋さんに立寄りました。柑橘と自転車をつなぐ縁に想いを込めた店名。「こんな風に自転車で訪れてくれた人と話せる場所づくりがしたかったんです」とオーナーさん。
私たちがお店にいる間にも数組のサイクリストが訪れていました。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■15:30 大三島の多々羅キャンプ場に到着。新緑に囲まれ、雰囲気と眺めの良いキャンプ場です。テント設営も3回目、だいぶ手馴れてきました。サクッと組み立てて、まったりタイムを過ごします。そして、しまなみドームへお風呂に行くと、またまたハプニング。新コロのあおりを喰らって、まさかの臨時休業! しょうがないので、濡らしたタオルで汗拭いて我慢しませう。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■19:00 スーパーで買出しを済ませて、いざディナークッキング。ある者は教わったレシピで豚肉オレンジマーマレード焼きに励み、ある者は半額お惣菜で手抜き料理。性格が出ています。そして夜は焚き火を囲んでキャンプトーク。夜空には星が無数に瞬いていました。明日も天気は良さそうです。

 

しまなみ自転車キャンプ<3日目>

しまなみ自転車キャンプ 走行距離:約35km 大三島➡伯方島➡大島➡馬島➡なみトみなと

■5:00 本日も快晴! 5時25分の日の出を見るべく多々羅展望台へ。徒歩13分ほどの小高い丘の上からご来光を拝みました。
キャンプ場に戻り、各自で朝ごはんの準備。おにぎり、パン、とんかつ、ソーセージなど、個性の現われる内容です。例年に比べると少しひんやりとした空気につつまれた中、のんびりとしたブレックファーストの時間を楽しみました。

■9:30 結露したテントが少し濡れています。帰ったら干さねばですね。2回目のテント撤収練習は、だいぶスムーズになってきました。収納袋が多いので、どれがどの袋に入っていたのか分からなくなるみたいなので要改善ですね。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■10:45 大三島の道の駅横にある「自転車の聖地碑」で記念撮影。そして、集落の路地裏を抜け、大三島橋を渡り伯方島へと戻って行きます。
週末サイクリングを楽しむ人たちの姿をたくさん見かけます。自分たち同様に、キャンプ道具を積み込んだ人たちのグループも結構いますね。

■11:30 大島へ戻り、島の西回りの道をえらんで進行。途中で、人型サイクルスタンド「6人のシクロツーリスト Mr.Omishima」や亀のミイラを見学。亀ミイラには地域伝承の語り伝えがあり、いつかカトー隊長のガイド話を聞きに来てください。
そして、難所の田浦峠をクリアして爽快なダウンヒルを味わいます。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■11:30 田浦峠を下り、かくれビーチスポットで写真を撮り、珍名所「崖の上のアニマルランド」を眺めたり、大山積神誕生石ノ碑を拝んだりしながら南下していきます。

■13:00 帰りはランチをお店でたべようということになり、参加者のリクエストに応えて大島にある「亀山小屋」というカフェレストランを訪れました。
小高い丘にあり、来島海峡大橋を一望。地元出身の女性2名で切盛りしています。タイ風グリーンカレー、台湾魯肉飯、ベトナム風フォーなどエスニックなメニューがあります。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■14:30 帰り道、「馬島に行きたいデス!まだ降りたことないんです」という参加者の声に応えて、来島海峡大橋の途中にある馬島へ寄り道。橋脚に完備されたエレベーターで階下へ。島探訪へGo!
小さなトンネルをくぐり、小さな港を抜け、グランピング施設を横目に過ぎて、かくれビーチへ。すると速度6ノットで流れる波打つ潮流が眼前に!「すごい迫力や」とみんなびっくり。潮目がちょうどよかったです。知られざる名所を訪れることができて満足万蔵。

しまなみ自転車キャンプ〜2泊3日でハウツーを学ぶモニターツアーの様子

■16:00 無事に出発地のなみトみなとへゴール。振返りの会とアンケート回答を終えて解散。
「自転車が重くてダメかと思いましたが、今は自転車キャンプに目覚めそうです」、「ものすごく実践的でこのまま旅に出てられそうです」という感想などをいただきました。

次回2回目は、5/28(金)-29(土)-30(日)に開催。他では味わえない貴重で、達成感のある自転車キャンプをみんなで楽しみたいと思います。 

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Profile

宇都宮一成うつのみやかずなり

自転車好きが高じて10年かけて夫婦でタンデム自転車による世界一周を敢行。88カ国を巡った。帰国後、NPO法人シクロツーリズムしまなみでポタリングガイドとして島走中。しまなみ海道の魅力再発見のため島々をすみからすみまで走る回る毎日を過ごしている。

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