しまなみ海道・向島をサイクリング
しまなみ海道サイクリングのガイドブック(初心者向けプラン集)の『しまなみ島走PLAN』執筆のため、向島へ取材&撮影に行ってきました♪
しまなみ島走PLAN > https://www.cyclo-shimanami.com/shimanami/toso-plan/
しまなみ海道・尾道から一つ目の島へ
尾道から渡船を渡って向島へ。ブルーラインをたどり、最初に渡る「因島大橋」出入口までは7.4㎞。おおむね平坦な道のりです。渡船乗り場のある島の北側は、尾道のベットタウンとして開けています。住宅街や商店が立ち並ぶにぎやかなエリアで、信号も車も多いです。
向島の前半は、この少し騒々しい道を走るので、サイクリング初めての人はキンチョーする場面です。目印のブルーラインは車道に引かれており、横を通り抜けて行く車が怖いかもしれません。
でも、10分も走れば静かな田舎道に変わり、道幅も広くなります。「この先、大丈夫かな…?」と感じた不安も、きっと次第に薄れていくでしょう。そして道が左に大きくカーブすると、そこからが「ザ・しまなみ海道」。海沿いに弧を描いて延びるサイクリングルートの始まりです。「しまなみに来た~!」という気分が盛り上がりますヨ!
赤い橋をくぐって向島を南へ
海沿いを南へと走って行きましょう。海をはさんで目の前には、岩子島(いわしじま)が見えています。少し先に赤い橋(向島大橋)があるので、自転車で行くことができます。1周7kmの周回道は、変化にとんだ風景が楽しめます。岩子島の中ほどにある素掘りのトンネルを通り抜けるもよしです。“ゆるぎ岩”という小高い山の上にある巨石もミステリスポット。結構、楽しめる島です。
三叉の分かれ道は、ブルーラインが見えにくいですが、右手の海沿いの道へと進みます。この先、車は少ないのですが、ブラインドカーブが続きます。
住宅街が終わり、ぽつりぽつりと柑橘畑が現れます。幾つかカーブを過ぎると、前方彼方に長~い橋が見えてきました。因島大橋です。これから渡る、最初の橋です。しまなみ海道サイクリング気分が、ますます盛り上がる瞬間ですね。同時に「あの高さまで、上るんですよね?」ちょびっと不安にも…。
大規模自転車道向島休憩所で一休み
それはさておき、右手の反対車線側に「大規模自転車道向島休憩所」と看板のあるレストエリアを見つけら、ひと休みしましょう。ブラインドカーブにあるので、道を渡る時は前方にご注意を。
見晴らし台になっていて、向島と因島の間を流れる布刈瀬戸(めかりせと)が良く見渡せます。因島大橋も見えているので、記念撮影もバッチリです。東屋があるので、夏場は日差しを避けられます。自動販売機もあります。水道とトイレはありません。お手洗いに行きたい人は、5分ほど先、因島大橋の真下に小さな公園トイレがあるので、ご安心を。
「大規模自転車道向島休息所」から先に進みましょう。右手に海を眺めながら、ほぼ平坦な道を走って行きます。因島大橋がどんどん近づいていきます。そして、いったん、橋の真下を通過。下から見上げると橋の大きさと迫力に圧倒されます。
橋下周辺は向島の釣りポイントとしても有名なので、釣り人の姿もよく見かけます。左手に小さな公園があるので、トイレに行きたい場合はココで済ませましょう。青い海原と弧を描く白いビーチ、海をひとまたぎする因島大橋…この至近距離からの記念撮影もおすすめです。
自転車歩行者道入口から因島大橋へ
さて、因島大橋に背にしてブルーラインをたどります。橋からだんだん離れていきますが、この先に橋への上り口があるので大丈夫です。まもなく、南国情緒なガーデンのあるお洒落なカフェが数軒現れます。そして、「因島大橋自転車歩行者道入口」の看板が見えたら、そこを左折です。気持ちの良い海岸線をそのまま走り続けたい所ですが、向島はここまで。
左折すると、道が狭くなりゆるやかな上りの坂道になります。200m弱進むと、左手に自歩道専用(125㏄以下の二輪車・原付もここから)の登坂道とご対面!
さて、いよいよここから橋に上って行きますよ。
因島大橋の記事 > https://www.cyclo-shimanami.com/blog/innoshima-bridge/