小島砲台跡見学+唐子浜赤灯台ツアーガイド
2009年8月10日
どうしたんでしょう、今年の夏。スッキリしないこの天気。今日は、午前中は土砂降り・・・。
JTB旅物語のツアーバス、「天空の歴史遺産と瀬戸内クルーズ」コースのお客さんが、急流体験船+小島砲台跡見学+唐子浜赤灯台見学で今治に立ち寄っています。
なんと、自分たちは今このツアーの現地ガイドしてます!!
小島砲台跡+唐子浜赤灯台を案内しているんです。
はじめの頃は、緊張しすぎで呂律も怪しく、説明の仕方もあやふやでした。
でも回数を重ねるうちに慣れてきて、お客さんとのコミュニケーションを楽しめるようになってきました。3時間ほどお客さんと過ごすうちに、親近感みたいなものが生まれてきます。
すると、最後のポイント唐子浜で自分たちが用意した”ラムネ”や”シトラス・ミックス” (みかんとレモンのコラボしたシャーベットに、ミルクがまざるスムーシーなシクロオリジナルドリンク)を、みんな結構買ってくれるんです。
物をひとつ売るにも、人のつながりって大切なのですね。
2009年8月10日
連日続いた小島砲台跡のガイドが、あすから6日間お盆休みです。
ホッ…ひとやすみ。
ガイドは、拡声器を使わず生声でやってます。これが結構スタミナを使うのです。あと、お客さんに気もつかうし…でも、いろいろと身に着くスキルもあると思うので、盆明けからも、またガンバリます!!
2009年8月26日
来島海峡は海の銀座といわれるほど、たくさんの船が行き交っています。
水深は浅く、最深で100m。ここを、時には30万トンという超巨大船も通過します。
そして、潜水艦もとおります。
しかも「浮上して通るよ」…と、うわさに聞いてはいたのですが、今日ついに目撃しました。
小島の展望所へ、JTBツアーのお客さんを案内しているときでした。
「あれへんな船ですねぇ」という声で、海に眼をこらすと半身、半身あらわになった、黒く丸い物体が !!やがて、来島海峡大橋をくぐって島影に消えてゆきました。
2009年9月11日
オキザリスが、小島の要塞跡にのぼってゆく道々に花を咲かせています。
濃いピンク色が鮮やかに人目をひきつけます。
「私、わざわざ買って庭に植えてるのよ」と、観光客の一人が言ってました。お年よりの女性がそっと一輪を摘み、胸ポケットに挿していました。「喜び、母親の優しさ」の花言葉をもつ”オキザリス”、女性に良く似合います。
2009年9月19日
107年前(明治35年)に造られた、来島海峡に浮かぶ小島(おしま)の要塞跡。
7月の下旬から、JTBのお客さんを案内して30回ほど行きました。
つい最近発見したのが、弾薬庫跡付近にある石造りの階段を浸食しつつある大木の幹です。
これだけ根が張りながらも、なお崩れずに頑張る石段。当時、急ピッチの土木工事ながらも、堅牢な造りを施していたことがコレを見ただけでもわかるかと思います。
フッと思い出したのが、カンボジアのアンコールワット。
その中にある、『タ・プローム遺跡』です。
ガジュマルの樹幹に浸食され、絡みつかれる遺跡群。熱帯のこの巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのか…。インド政府の出した修復計画に対して、議論が沸き起こっているそうです。
小島も、無人島にして数百年放っておけば、アンコールワット級の遺産になるかもしれません!?