「サイクルシップしまなみ」メイン航路
今治起点でとびしま海道をワンウェイ
今治発着でとびしま海道サイクリングに行く場合は通常、往復して岡村港に戻ってくる必要があります。こちらはサイクルシップしまなみを活用し、とびしま海道を片道でじっくりと楽しむコースです。定期航路のない仁方港・御手洗港を活用。仁方~御手洗の間は時間内で自由にサイクリングし、終盤には御手洗観光もできます。
- 個人旅行向け
- とびしま海道
今治起点でとびしま海道をワンウェイ
ルート行程図
- 今治港(今治) 80分
- 仁方港(呉市) 40km
- 御手洗港(大崎下島) 40分
- 今治港(今治)
サイクリング情報
- 距 離
- 約40km~(走行時間約4~5時間)
- 難易度
- 初心者もOK
- 注意点
- とびしま海道の各橋には上り坂あり。
走力によってルートをアレンジ可能です。
しまなみ景観
美しい海に点在する島々とそれらをつなぐ壮大な架橋。
しまなみ海道を美しさは豊かな自然と人々の暮らしを
織り交ぜて私たちに癒やしの時間を与えてくれます。
そんな、しまなみ海道の風景を
私たちは「しまなみ景」と読んでいます。

呉市 仁方港
仁方の由来は“新潟”とも。三方を山に囲まれ、錦川の河口部に生じた潟は、工業団地に生まれ変わり、桟橋通りが仁方港へといざないます。波も穏やかな安芸灘にのぞむ桟橋と乗船待合室。いまは地元の方の憩いの空間となっているこの港から、四国 堀江港(松山)を結ぶ鉄道連絡船の発着する時代がありました。1982年(昭和57年)までの36年間、“忘れられた鉄道連絡船”として脇役に徹したものの、38㎞を1時間40分で結ぶ航海は、宇高航路(21㎞・60分 ※ホバークラフト23分)を凌ぎ、青函航路(113㎞・3時間50分)に次ぐ実力派!安芸灘を1日2便が往復した“海のローカル線(船)”の始発駅、仁方港がよみがえります。

下蒲刈島 三之瀬
東、西、南西からの潮が合流する、古代からの海上交通の要衝。江戸時代の初頭には、広島藩主 福島正則が長雁木“福島雁木”を築き、本陣、番所、茶屋を整備。参勤交代はもとより、朝鮮、琉球、オランダなどの外国使節も寄港する海駅(海の宿場)として栄華を極めます。三之瀬瀬戸に沿って復元された建造物群の豪勢ぶりに気圧されつつ、道幅広い石畳を走り抜けると、全長480mのトラス橋“蒲刈大橋”が、ダイナミックに天空を羽ばたいています。古代と近世、現代がとけあう景観は、東と西、南西からもたらされる、歴史と文化、人の交じわる奥ゆき深い伝統のわざ。時代を経て、安芸灘とびしま海道を、“銀輪の使節”-サイクリストが行き交います。

大崎下島 歴史の見える丘公園
御手洗のまちなみから汗を流すこと約30分。心をふるわせる光景が“100倍返し”で報いてくれます。御手洗のまちなみはもちろん、大崎下島、岡村島の天にいたるみかん畑、箱庭のような潮待ちの港、瀬戸内しまなみ海道の島々、洋上を白く貫く来島海峡大橋、高峰連なる四国の石鎚山系、これらを借景として航行する船舶・・・まさに瀬戸内海は私のためにある!時間と体力に余裕のある方におすすめの、景観の神様がほほえむ展望台です。
オアシス
景観