大山祇神社の福木神事（大三島）

2018.12.22

お正月ともなると、全国各地の神社で一年の福を授ける神事がとり行われる。

参堂を全速力で駆け抜ける西宮神社の「開門神事福男選び」はあまりにも有名だ。が、一番参りをゲットするのは、正直ムリ…、とあきらめている方がほとんどだと思う。

そんなみなさんに声を大にしてお勧めしたいのが、大山祇神社で１月７日にとり行われる生土祭(しょうどさい)の中の福木神事(ふくぎしんじ)だ。

概要をご紹介すると、まず権宮司が、榊でつくられた円柱状のお札＝「福木」を拝殿から境内に向かって投げる。待ち構えている参拝者がいない空間に向かって投げる。

その落下地点に向かって参拝者はダッシュし、福木を持って境内をくぐりぬけると、福木とともにその年の福を授かることができるのだ。いたってシンプル。

で、肝心なのは、参拝者の数だが、なっなんとこれが意外に少ないのだ！大山祇神社でとり行われる古式ゆかしい伝統行事には、県内各地から大勢の参拝客が訪れている。なのに、この福木神事はあまり知られていないせいか、地元の方が数家族…、といった状況なのだそうだ。

ん?、これは狙うしかない！

２０１０年の運だめしは大山祇神社から。福を授かるぞ?

※大山祇神社…天照大神の兄神・大山積大神(日本建国の神)をまつる全国１１０００社の総本山。

（2009年9月）

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