ペンションみなみうらで「たこ御膳」
2010年2月10日
シクロツーリズムしまなみでは、知恵を絞ってさまざまなツアーを企画しています。今春スタートの自転車ツアーで提供するランチ・メニューをひとつご紹介しますね。
地元産のタコをふんだんに盛り込んだ “たこ御膳” です。
“タコ”と言えば明石が有名ですが、しまなみ海道で獲れるタコも、昔から味が良いと評判なのです。「タコは生けすの中でも長生きするから、年中安定して美味しいタコを提供できるのよ。10月のちょっとの間だけ無くなるけど」と教えてくれたのは、大島で”たこ御膳”を用意してくださるペンションみなみうらの栗山ご夫妻。
いつも宮窪の漁師さんから、一杯1.5~2.0kgぐらいの大タコを丸ごと仕入れるのだそうです。
では、”たこ御膳”をさっそく試食させていただきまーす。
器の中には、
・たこ飯
・たこのカルパッチョ
・たこと野菜の煮もの
・たこと季節野菜の天ぷら
・ひじきの煮物
・豆腐とわかめの味噌汁
・奈良漬
うーむ、まさにタコ尽くし!
タコの天ぷらなど、サックサクで味付けは絶妙!「いかにタコを美味しく料理するか、工夫のしどころよね」と微笑む奥様。野菜も、ほとんど畑で採れた自家製を使っているそうです。漬物は、冬は大根やカブ。 夏はきゅうりやナスなどに変わるそうです。季節の味がてんこ盛りなのですね!
でもこのところ、島ではイノシシ被害が問題になっていると聞かされました。「ここ2年ぐらいは来てなかったんやけど、またイノシシが入ってしもうてね。畑をグチョグチョに荒らされるんよ。ショックよねぇ、一所懸命育てた野菜なんに……」イノシシたちも生きるのに懸命なのでしょうが、農作物も丹精こめて作っているのです。
さて、食後のフルーツはメロン。思わず「メロンも自家製ですか?」と尋ねると、「これは頂きもの。お寺のお下がりなんよ。拝んでもらってるから、ご利益がたっぷりよ~」と教えられて、ほのぼのとありがたい気分になりました。
食後のコーヒーを飲みながら、松山から島に移住してきた栗山ご夫妻と語らう時間、これまた格別なひとときです。この”たこ御膳”は、JR四国の「マドンナ倶楽部」のツアーだけでのご提供となりますので、ぜひご参加の上、ペンションみなみうらまでお越しくださ~い。